五島の民芸品「ばらもん凧」をご紹介します。
五島の「ばらもん凧」
ばらもん凧は五島に古くから伝わる凧です。
ばらもんとは五島の方言で「活発な、元気のいい」という意味。絵柄には鬼に立ち向かう武士の兜の後ろ姿が描かれています。
「鬼に正面から噛みつかれても力強く立ち向かい、敵に後ろ姿を見せない武者」を表現しています。
五島では男の子の初節句におじいちゃんやお父さんがばらもん凧を贈ったり凧を揚げたりする習慣があります。子の健やかな成長を願い、厄を払う縁起物。
「元気にすくすく育ってほしい」という意味が込められています。
ばらもん凧は小さい物から大きいものまで様々です。
ばらもん凧は「ブーン」と蜂の羽音のような独特な音が聞こえるのが特徴です。この音が子どもの厄を払うといわれ、無事に成長することや立身出世、家内安全を祈願しました。
▼ばらもん凧を揚げている様子
バラモン凧は縁起物
男性なら立身出世の意味がありリビングなどに飾るといいとされています。
女性なら魔除けの意味もあり玄関に飾るといいです。
大きいばらもん凧はどこで見ることができるの?
ばらもん凧は福江港ターミナル内でも見ることができます。
約2m高さのばらもん凧が展示されています。
展示棚には小さめのばらもん凧も展示しています。
お土産にもおすすめ「ばらもん凧」
お土産にも小さいばらもん凧から大きいバラモン凧まであります。
▼お土産や記念に小さいばらもん凧がおすすめです。
バラモン凧の絵付け体験
バラモン凧の絵付け体験ができる場所があります。
福江武家屋敷通りふるさと館にて「バラモン凧の絵付け体験」ができます。
バラモン凧絵付け体験
所要時間:1~2時間
料金:1人2,200円(1名の場合2,500円)
最少人数:2名様より
※体験は前日までに要予約になります
福江武家屋敷通りふるさと館
電話:0959-72-2083
鬼岳に舞う「ばらもん凧」
5月には鬼岳でばらもん凧揚げ大会が行われます。
▼毎年5月に開催されるこども自然公園&ばらもん凧揚げ大会

まとめ
五島にはまだまだ素敵な伝統工芸品があります。
福江港ターミナルに来た際にはぜひ大きいばらもん凧を見てみてください。
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